
道のない丘を、何処までも遠いところへ、何のためらいもなく歩いていく。
青い海原を、真っ白な帆を上げてスピードを上げて水平線に走り去る。
いて座の歴史には、必ず旅に関することが記されています。
やはり、下半身が馬だからでしょうか。
無鉄砲かというと、それは真逆です。
決しておおざっぱではありません。十分リサーチします。
リサーチが済むと、あとは自由に任せます。
このクレバーさが、旅に強いところです。
旅は、帰ってくることで完成します。
風来坊ではありません、何かを見て、誰かと話し、何かを考え、そして成長して帰ってくる。それがいて座の旅です。
あなたはリサーチをして、入念に準備するでしょう。情報を仕入れ、精査し、必要最小限の携行物をリュックに詰めます。
状況や流れに任せ、適合していくことが得意で、そのことに面白みを感じます。
アクシデントも大好物、ハラハラ感を楽しんじゃいます。
トラブルやハプニングがあることで、単なる旅行が旅に変化するのです。
射手座が求めるのは、世界旅行ではなく、「旅」そのものです。
人生を旅に例える人がいますが、
射手座は毎日が旅、
この覚悟が、射手座の気品につながっているのです。
あなたは、海外旅行でもスーツケースは持ちません、荷物を預けるなんてことはしません。
多くの持ち物は、フットワークを悪くします。
自分で持てる範囲のものだけ持つそれが射手座にとっては大事なことなのです。
思い出と一片の詩と歌だけを心に持って行きます。
普通の生活でも、思い切って捨ててしまいます。
むやみに捨ててリセットしようとすることもあります。
執着することは、自由を失うことだと。
射手座に備わった大いなる楽天性は、大いなる旅のために与えられました。
正直さと満面の笑みで、コミュニケーションを活発にします。サービス精神は、時には毒舌を放ちますが、許されます。
裏表がないからです。
自分の直観を信じ、直球だけを信じ投げ続けます。
しかし、時にはカーブやドロップも投げちゃう、
融通無碍な自由さが射手座なのです。
自由を語る人が本当は不自由だといいます。
本当に自由な人は「私は自由だ」とは言いません。
私は、「射手座だ」
これで、OKです。